投資のチャンス?直近のIPO銘柄

マーケットは、最近になってようやく
落ち着きを取り戻してきました。
昨年秋以来の大荒れの相場に翻弄された投資家にとっては、
つかの間の休息といった状態でしょうか。

このような異常な状態のマーケットでは、
IPO(新規公開株)市場などには、
なかなか目がいかないことと思いますが、
今年にはいってから結構、おもしろそうな企業が
新規公開を果たしています。

トップバッターは、2009年のIPO第一号として
3月12日に公開した大研医器(7775)。
真空吸引機などの医療機器を製造販売する会社です。
公募価格は1150円。
上場後1350円の高値をつけたあと、
1054円の安値をつけましたが、
現在は1250円程度。
地味ですが、堅実な会社です。

続いて、3月13日に公開した
エネルギーコストソリューション事業の
ユビキタスエナジー(3150)。
中小製造業等へ電力料金削減を提案することが、
主な仕事です。
公募価格950円に対して、
初値は2.1倍の2000円をつけました。
環境関連銘柄と位置づけられ、人気化したのが原因です。
現在は、1200円ほどと落ち着いています。

3月17日に公開したのが、
新薬の臨床試験受託業のJCLバイオアセット(2190)。
公募価格600円に対して、初値は630円。
その後は、1本調子で下落し、
昨日終値は376円です。
今、製薬会社は新薬開発の意欲が高いため、事業は好調です。
PER4倍程度になっているので、結構、
おもしろいかもしれません。

3月18日には、「正露丸」で有名なラッパのマークの
大幸薬品(4574)が上場しています。
公募価格は2000円。
初値は2120円。その後は、一本調子で上昇し、
昨日終値は、4480円です。
除菌消臭品など感染管理関連の商品を扱っているので、
新型インフルエンザ関連銘柄として
物色されたのも値上がりの一因でしょう。
株主優待は、発表されていませんが、
「正露丸」がもらえる可能性ありますねえ。

3月26日には、ジャスダックNEOに
独自技術のガン治療法を医療機関に提供する
テラ(2191)というユニークな企業も上場しています。

ディフェンシブ銘柄の医療関連銘柄の公開が多いのは、
現在のマーケット環境を考えると
納得というところでしょうか。

1ついえることは、これらの新規公開株は、
環境の厳しい状況下において
上場の許可が下りた企業群ですから、
業績の安定性、利益成長性、適切な情報開示、
信頼性、積極的な株主還元など、
様々な条件で投資家にとって
期待のできる銘柄である可能性が高いのではないでしょうか。

投資家の関心が薄い時期に上場した企業の中にこそ、
お宝銘柄が潜んでいるかもしれませんよ。

(2009/5/11 記)