研究熱心な投資家たち

久しぶりに、デイリーアイを更新します。
本日の話題は、日本のがんばる個人投資家についてです。

6月19日、
日本の個人株主は確実に増加していることを
裏付ける数字が発表されました。
その日、東京証券取引所が発表した
「株主分布状況調査」によると、
2008年度の個人株主数は前年度比227万人増の
4223万人と13年連続で
過去最高を更新したとのことです。

ちなみに、この個人株主数は“のべ人数”なので、
1人で10銘柄保有している人は、
10人とカウントされています。

その中でも、個人大株主として成功している投資家の
投資手法には共通点があるようです。
その共通点のポイントをあげてみましょう。

1.継続すること。

・20代の頃から投資を始め、
 投資歴は40年・50年と長いのが特徴。
 アルバイトで稼いだ数万円を元手に億単位の資産を
 築いている。

2.失敗を重ねて有効な投資手法にたどり着く。
  たどり着いた結果が、「安値で買い、ゆっくり待つ。」

・悲観相場で大底をたたいた割安株を買う。
 将来性のある企業なら5〜10年で株価が
 10〜20倍になっている。
 破綻のリスクも視野に入れ、10社以上に分散し、
 破綻したら諦める。その分、他の株が5倍以上に
 なれば、トータルで資産を増やすことが可能。
 始めは、少し値上りするとすぐに売ってしまったが、
 よほどのことがない限り5倍以上になるまで
 持ち続けると決めたてから、うまくいくようになった。

・人が注目しない株を買い、10年スパンで追う。
 1971年のニクソン・ショックで、1000万円まで
 積み上げた資産が1/3になった。
 それでも、辞めずに続け、投資哲学を貫き通して、
 2007年に35億まで資産を増やす。
 リーマン・ショックで、10億まで減少したが、
 それでも、投資を続ける。

・高配当新興株を発掘して、ひたすら買い下がる手法。
 ピーク時には10億近い資産を築いたが、
 現在の下落相場で、1/2に減っている。
 しかし、また上がるから心配せず、
 投資を続けている。
 現在注目しているのは、
 墓地・墓石販売大手のニチリョク。「堂内陵墓」という
 屋内墓地に可能性を見出している。
 冠婚葬祭大手は、配当利回りが結構高い。
 サン・ライフや平安レイサービスも買っているとのこと。
 
3.会社は「株の価値を紡ぎ続けなければ
  生きていけない生き物」


・これは、「日本一の個人投資家」といわれている
 竹田和平氏のことば。
 「会社は調子のいい時も悪い時もある。
 でも、そういう生き物だという、
 その基本を疑ってはいけない。
 会社は信用創造をして生きている生命体。」
 だから、「安値で買って、じっくり待つ」というわけ。

なけなしの自己資金で投資を始め、
何度失敗しても、マーケットから退場することなく、
失敗の中から独自の投資哲学を生み出して、
30年後、40年後には一財産築いていたという
ウォーレン・バフェットみたいな個人投資家が
日本にもたくさんいるのですね。

ちょこっと投資の勉強をして、ちょこっと実践してみて、
失敗したからもうやめますでは、
株で資産を築くことはできないということを痛感します。

(2009/7/2 記)