地球一周16日間投資の旅

デイリーアイを長らく更新できずに、
申し訳ありませんでした。
なかなか、忙しい毎日ですが、できる限り、
アップしていきたいと思います。

さて、本日は、2009年9月6日号の日経ヴェリタスに
特集されていたコラムの内容がおもしろかったので、
ご紹介したいと思います。

『地球一周16日間投資の旅』というタイトルで、
世界の隠れた優良企業を探り出すという特集です。

ニューギニア、オーストラリア、チリ・ペルー、
ブラジル、南アフリカ、トーゴ・チュニジア、 
イタリア・フランス、 ドイツ・デンマーク、
ポーランド、ロシア、イスラエル、インド、
アラブ首長国連邦、タイ・フィリピン、台湾、中国などの
究極の新興企業に対する取材を慣行。
その中から見えてきた世界経済を語る5つのキーワードが、
なかなか興味深いですよ。

1.「待ったなしの温暖化対策」
 ・世界最大の風力発電メーカーである
  ヴェスタス・ウィンド・システムズはデンマークにある。
 ・世界最大の太陽電池メーカーである
  Qセルズはドイツにある。
 ・金融危機を乗り切れば、世界各地で環境関連企業の
  大型プロジェクトが再開される可能性大。

2.「時代はトヨタの先を行く」
 ・韓国の現代自動車の株価は高値圏
 ・格安自動車でおなじみのインドのタタ・モーターズ
  の株価は昨年11月の安値122ルピーから
  4.3倍の520ルピー台に。
 ・米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が出資したことで
  注目を集めた中国のBYD。電気自動車の実用化をめざし
  直近で高値更新。

3.「投資・投資・投資」
 ・米国の個人消費に代わって、
  温暖化対策やインフラ整備、都市開発など
  官民挙げた投資が世界の成長エンジンに。

4.「中国の長期戦略に乗れ」
 ・中国はレアアース(希土類)の大半を産出。
  大量の風力発電機を設置し、エネルギーの中東依存を
  減らす方向で動いている。
  さらに優れた人材が加われば、
  原材料 + エネルギー + 人材  という
  産業高度化に不可欠な3要素を自前で用意可能に。
  中国の長期戦略が、これからの世界経済を
  方向付ける可能性が高い。

5.「新興国の財布に任せろ」
 ・LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン
  ブルガリ
などの欧州ブランド企業の決算を見ると、
  先進国の不振、新興国の好調が明白。
 ・アフリカ・ロシア・中南米ではスーパーマーケットが
  躍進中。
 ・新興国の富裕層や中間層台頭は著しい。

なるほど。これが世界の流れですね。

ところで、環境、資源といった面では、南米におもしろい
企業があるんですよ。

まず、チリのソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ
直訳するとチリ鉱業化学会社という意味になるそうです。
この会社は、リチウムイオン電池の電極に使う
リチウム生産の世界的大手です。
アタカマ塩湖の塩水を天日乾燥し、
炭酸リチウムとして製品化しているそうです。
リチウムイオン電池は次世代の電池として
これから需要が伸びる可能性大なので、
この会社も注目を集めそうです。

ブラジルでは、自然派化粧品を扱う
ナチュラ・コスメティコスの株価が堅調です。
1969年に設立された企業で、
香水やスキンケア商品など植物性の原材料を使った
約900の商品を保有しており、
主に中南米一帯とフランスで販売しています。
アマゾンの熱帯雨林など豊かな自然の恩恵を
十分に受けている企業ですね。

やはり、今後の世界経済の成長エンジンとなるのは、
生物や植物の多様性を持つ国や
豊富な資源を持つ国なのだろうと思います。

しかし、貪欲で懲りない金融人は、
新興国の豊かな自然の恵みさえも
金儲けの対象にしようと虎視眈々と
狙いをつけているのでしょう。
地球はどうなってしまうのか・・・。

(2009/9/29 記)